ばびーちゃんとけんちゃん

天気のいい日は

5月6日
  連休は曇ってばかりでしたが、最後の一日だけ雲ひとつない快晴でした。 こんな天気の日は、お洗濯に最適です。 ママはいっぱい洗濯をしてくれて終わったので、散歩にいくことになりました。

電車

  電車なので、小さいたづちゃんを連れていきます。乗るのは世田谷線というかわいい電車です。 今日は赤色です。
  たづちゃんは電車がお気に入りです。窓から見える景色が動くのがいいそうです。 電車を降りると、反対から青い電車が来ました。 電車の色がかわいい。

豪徳寺

  やってきたのは豪徳寺です。 ここはまねき猫で有名なお寺です。 それにしては立派なひろ〜いお寺です。 ぼたんや藤もキレイです。 でも、やっぱりまねき猫かわいいですね。このまねき猫たちは、願いが叶って、お寺に奉納された猫たちです。
  豪徳寺は、境内にカエデやモミジがたくさん植えてあります。 きっと秋の紅葉はすばらしいと思います。 次回は、秋に来ようと思います。
  世田谷といえば高級な車や、立派な家がたくさんある東京の高級住宅地の一つです。 でも、むか〜しは田んぼの広がるところだったそうです。 そんな訳で豪徳寺の近くには、世田谷城址公園や、代官屋敷跡などがあります。 こうしてゆっくりと散歩をするのは気持ちがいいです。

ランチ

  けっこう歩いたのでお腹がすいてきました。 銭湯(!)の隣に、オープンテラスのあるいい感じのお店をみつけたのでランチにしました。 ママは、BLTサンド、パパは、ロコモコを注文しました。
  「いい天気。喉乾いた、ぶひ。ごくごく。ママー、たづにもちょうだい」 「わーい、ママのは大きいぶひ。口に入らないぶひ。でも、おいもはおいしいぶひ」 「パパのは野菜もごはんもおいしい、もぐもぐ」
  「ごはんの後の、みかんじゅーすと、ケーキもおいしい、ぶひ」

アトリエ

  世田谷には美術館もけっこうあります。 きょうは、向井潤吉さんという消えゆく武蔵野の風景を描いた画家のアトリエを訪ねてみます。 茅葺の農家を好んで描かれたようで、小さい頃みた風景を思い出すような絵でした。 アトリエもこじんまりとはしていましたが、現代からすれば庭もあって立派な家でした。 気にいったので一枚、額絵のプリントを買いました。
  アトリエを後にして駅に向かいました。 まだ少し歩けそうだったので、駒沢公園まで足を延ばしてみました。 人出が多くて賑わっています。 ランニングをする人、木陰でお昼を食べる人、犬をつれて散歩する人など。 緑も濃くなっていいですね。 公園の木はオリンピックから40年以上たっていて大きくなって、木漏れ日が楽しめるいい木陰がたくさんありました。 サッカー場では、レイソルのBチーム?とどっかのチームが練習試合をしていました。 ただなのに、こんなに近くから見れると迫力があっていいですね。

P.S.

  豪徳寺のまねき猫の由来は諸説あるそうですが、 その一つは、彦根藩井伊家のお殿様が武蔵の国に出かけられ、その帰りに豪徳寺の門前を通りかかったところ、 猫がいっぴき手をおいで、おいでしているではありませんか。 お殿様は、猫に手まねきされるまま、お寺で休息をしていると、 またたく間に空が曇ってきて、激しい雨とともに雷が落ちてきました。 お殿様は「これは危ういところであった。おかげで助かった。」といって、 以後そのお寺を井伊家の菩提寺として大切にしたそうです。
  そうしたことがあって、豪徳寺界隈でまねき猫の話が広まったということです。 井伊家といえば徳川譜代大名の中でも別格のお家柄です。 その井伊家の庇護を受けた豪徳寺が立派なお寺として今にあるのもうなづけます。