ぶたのしっぽ

パソコンを速くする

だんなです。新しいパソコンを購入しました。東芝Dynabook AZ35/BBです。 価格.com限定モデルです。

CPUIntel i5-6200U 2.3GHz
メモリ4GB
HDD750GB
LAN1000baseT
WiFi802.11a/n/ac
ディスプレイ15.6' HD

通常、これほど高い性能のノートパソコンだと量販店でも12~14万円程度だと思います。 今回は東芝ダイレクトの価格.com限定モデルということもあってか、65,340円でした。 とてもお買い得だと思います。

メモリも8GBを選ぶこともできて、その場合は+6000円ほどでした。

前のパソコンと比べると劇的に速くなりました。

HDDは遅いよね

CPUはとても速いのでストレス無く使えます。ただ、アプリを最初に動かす時とかに一瞬かくっていうかひっかかる感じがあったり、大きなアプリだと動き出すのがちょっと遅い感じです。 そうクリックしたのに画面は何も変わらなくて、あれ? クリックしたのになぁ。。。と思っていたら、しばらくして動き出すなんてこともありました。 たぶんHDDだから大きなアプリの場合読み込むのが遅いんでしょうね。 HDDはCPUに比べてとても遅いので、全体として緩慢な感じになってしまうのは仕方がないところです。

そこでHDDよりも高速なSSDに置き換えました。 SSDは、SDカードやUSBメモリなどに使われているFlashメモリなのでとても速いんです。 HDDよりも4~10倍くらいでしょうか。

どんなパソコンでもSSDにすると速いの?

答えはNoです。細かく言うと確かにHDDよりもSSDは速いのでパソコン全体として速くなるのは事実です。 でも、CPUがそれほど速くない場合は、体感できるほど高速にはならないこともあります。

個人的な印象ですけど、CPUがi5やi7といった高速な場合は効果があると思いますが、Celeronとかi3では効果は限定的ではないでしょうか。

だからCPUがi5やi7のパソコンを新規に購入するならば、SSDが最初から着いているモデルを選択した方がよいと思います。 なかなか一般の方が後でSSDに交換することは容易とは言い難いと思います。

今回購入したのは、SanDisk Ultra II SSD 480GBです。ネットショップで17,820円でした。

SSD

このSSDは7mm厚で、横にあるのは9.5mm厚にするためのスペーサーです。スペーサーには両サイドに白い両面テープがついていて、これを本体に貼れば9.5mm厚として使えます。

SSDを購入する場合には、置き換えるHDDの仕様をよく確認してきちんと適合するかどうか確認が大切です。 でもパソコンのカタログにも具体的なHDDの仕様は書かれていません。

HDDの仕様を確認するためには、Windows10の画面下にある黒いタスクバーを右クリックして、タクスマネージャーを起動します。

Task Manager

ウィンドウ下にある“詳細”をクリックします。

Task Manager detail

上の方にいくつかタブがあるので“パフォーマンス”を選んで、左側の“ディスク”を選ぶと、使っているHDDの型番が表示されます。

型番をネットで調べれば、詳しい仕様がわかります。今回はインタフェースがSATAで、厚みが9.5mmとわかりました。

検討事項

HDDをSSDに置き換えるためには、SSDにWindowsやデーターをコピーする必要があります。そのためには3つほどコピー方法があります。

  1. Windowsインストールメディアがある
    この場合は、今使っているHDDから必要なデーターだけをバックアップした後、HDDをSSDに置き換えて、Windowsをインストールして、バックアップしたデーターを戻せばいい。
  2. リカバリDVDを持っている
    この場合も、バックアップした後、HDDをSSDに置き換えて、リカバリDVDを使用してSSDに工場出荷時点の状態をインストールして、バックアップしたデーターを戻せばいい。
  3. 今使っているHDDを丸ごとコピーしたい
    この場合はHDDをSSDなどに丸ごとコピーするためのプログラムを購入するか、無料のものを探すかになります。

今回は新しいパソコンを購入したばかりなのと、そのパソコンにはリカバリDVDを作成する機能が用意されていたので、上記の2番の方法を使うことにします。

DVD-Rをコンビニで買ってきて、リカバリDVDを4枚作製しました。

SSDへ置き換え

本体裏面

意気揚々と本体を裏返してみると。。。あれ? HDDやメモリを交換するためのカバーが無い! え! もしかして、全部のネジを外さなきゃいけないの?

最近の個人向けノートパソコンでは、個人がHDDやメモリを替え易いように小さめのカバーがあるのですが、このモデルにはありません。 うーーん。色々と調べていて気が付きました。東芝Dynabookは個人向けではAxxとかTxxというモデルがあって、AZxxというのはどうも法人向けだとわかりました。 法人向けだと内蔵しているHDDなどが簡単に取り外せてはセキュリティ上好ましくないのですべてネジ止めされるのは極自然なことです。

価格.com限定モデルというのは実は法人向けだったんですね。ふむふむ。

仕方がありません、ネジ22個全部外します。

まずやらなければいけない事は、バッテリーを外して、少し放電を待ちます。通電したままで内部を触ると故障します。 次にセーターなど静電気を起こしやすい服を脱ぎます。 そしてパソコンに触る前に金属などに手を触れて念のため体に残っている静電気を逃がします。

ここまで準備できてからネジを外し始めます。ネジには長さの異なるものもありました。どのネジがどこに使われていたか間違えないように、取り外したネジは元の場所と同じように並べておく事を勧めます。 裏蓋には周囲に小さな爪が設置してあって、その爪で固定されていました。慎重に爪を壊さないように外します。 開いたー。

内部

写真のようにHDDもみえています。拡大してみると。。。

HDD

写真でみえるでしょうか。。。HDDは本体にはネジで固定されていませんでした。HDDの周囲とは厚さ3mmほどのウレタン素材のようなもので半固定のようになっています。 だから手で上方向に持ち上げるとケーブルごと浮き上がってきます。

ケーブルにみえる黄色いものはフレキシブル基板と呼ばれるフィルム状の電気回路です。乱暴に扱うと壊れてしまうので優しく本体を外して、代わりにSSDを取り付けました。

SSD取り付け作業は終了したので、裏蓋を付けてネジ止めを元に戻しました。

バッテリーも取り付けて、AC電源を接続します。 電気を入れて、リカバリDVDを入れるとリカバリが始まります。東芝の場合、初期ソフトウェアインストールというメニューでした。

およそ2時間ほどでリカバリは終了しました。その間に何度かシステムの再起動などがあります。

元々着いていたHDDは750GBでしたが、今回取り付けたSSDは容量の小さい480GBで容量が異なっていましたが、問題なくインストールできました。

SSDでは、電気を入れてからWindowsのログイン画面が表示されるまでわずか9秒ほどです。気持ちいいほど快適です。