コロー展
7月23日
コロー展というのを上野の国立西洋美術館でやっています。
招待券が手に入ったので出かけてきました。
その前に
「じゃーーん。ずんだでーす。」
「きょうはびじゅつかんをご案内する、ぶひ。」
ずんだちゃんは、山種美術館にやってきました。
ここは日本画をたくさん収蔵している美術館です。
外は、めちゃくちゃ暑いけど、中は涼しくて最高です。
「はぁ、すずしい、ぶひ。パパのぽっけは眺めがいい、ぶひ。」
ずんだと一緒に絵を鑑賞しました。
今日展示されていたのは、初夏から夏の花、ケシ、牡丹、芍薬、菖蒲などでした。
いいですね日本画はほっとします。
ガラスケースは少ないので、ほんとに間近で絵を見ることができます。
有名な奥村土牛(どぎゅう)さんや河合玉堂(ぎょくどう)さんに加えて、
知らなかった画家のよい絵をたくさん見れました。
小さな美術館ですが、50枚以上は展示されてたかな。
お勧めですよ。
あ、ここ山種美術館は、東京メトロの一日乗車券を見せると100円引きの700円になるんです。
ちょっとお得。
最寄りの駅は半蔵門です。
もう、外を歩くだけで汗がどんどん出てきます。
それに寝冷えをしてしまったようで、鼻水も(^_^;;
ハンカチ2枚持ってきました。
あ、それで、ういたお金で冷たいお茶が買えました。
ごく、ごく。
はぁ、暑い。
「ぼくにもちょうだい、ぶひ。」
はい。
「ぺろぺろ。あぁおいしい、ぶひ。」
さて
ママとの待ち合わせは夕方です。
まだ時間があるので、普段行かないところへ行ってみます。
これ何だかわかります?
「なんですか?ぶひ。」
これは、昔のお殿様の御墓の門だよ。
「お墓?お花なら知ってるー、ぶひ。」
ずんだちゃんには難しかったようです。
ここは、上野というか鶯谷駅そばにある寛永寺です。
江戸徳川家の菩提寺だったそうで、
赤い門は「生類憐みの令」で有名になった徳川綱吉の霊廟門です。
なんでここに来たかというと、いまNHK大河ドラマ「天障院篤姫」の主人公
天障院とその夫 将軍家定の墓所があると聞いたからです。
この綱吉の霊廟というのが、門の後ろに見えているこんもりとした森で、石垣で囲われていて、
石垣の中にある御墓には入れません。
その石垣の中には、綱吉だけでなく家定などほかの将軍の御墓も作られています。
ググると、昔江戸幕府にお金があった頃は一人づつ霊廟を作っていたんだそうです。
日光東照宮なんて一番有名ですよね。
でもお金がなくなってきて、昔作った霊廟に間借りをして、お墓だけ作るようになったそうで、
家定はその間借りタイプだそうです。
門の前には、わたしと同じことを考えてやってくる人のために説明書きがあって、天障院がここに眠っている事、
彼女は枇杷が好きだったので、お墓の傍には枇杷の木が植えられていると書かれていました。
寛永寺は、将軍の霊廟以外は、一般の霊園になっていて、広大な敷地に御墓がいっぱいあります。
山手線の内側でしかも重要文化財の将軍のお墓のそばなんて、きっと高いんでしょうねぇ。
説明書きを読んで、見れないならとあきらめたのですが、石垣のそばから何か見えないかな?
と思って、霊園におじゃま(^_^;;してみました。
石垣の周囲を歩いてみると、むむ、さっき門の説明書きにあった写真と似た法塔が見えてきました。
さらに石垣をぐるっと回ると、あ、枇杷の大木です。
きっと、これが天障院の御墓でしょう。
なんとなく、満足しました。
ここ寛永寺には、綱吉の霊廟の他にもう一つあって、綱吉の一つ前家綱(かな?)のもあります。
門の表には「重要文化財」の立札と共に近づけないようにフェンスで囲んであります。
でもね。
ここも霊園の中なので、霊園におじゃまして裏から回ると、ほら、触れます。
触りませんけどね。
「じゃーーん、ずんだです。暑っつい、ぶひ。」
「おみず〜〜、ぶひ、ぶひ。」
はい。
「ぺろぺろ。ふぅ。おいしい、ぶひ。」
写真には写ってませんけど、そばで造苑業者の若い衆が日陰で休んでいます。(^o^;;
写真には写ってませんけど、そばで造苑業者の若い衆が日陰で休んでいます。(^o^;;
コロー
えー、大河ドラマに興味のない方、ながながと失礼しました。(^_^;;
肝心のコローです。
実は知らない画家でしたけど、展示された絵を間近で見ると、
その繊細なタッチと光と影の絶妙な表現にびっくりしました。
光を自在に表現するといえば、フェルメールが有名ですけど、コローすごいです。
お勧めです。
招待は一般の方が帰られた午後6時からだったのですが、
結構お客様がいました。
でも、一般の時間に比べればずっと少ないんだろうと思います。
贅沢しちゃった。
夕食
まだ夕食を食べてないので、お腹がすきました。
帰り道の居酒屋で食べました。
「おいしい、ぶひ。」
ずんだはご機嫌でした。
ここで食べた「湯あがりっ娘」という枝豆がおいしかったです。