ぶたのしっぽ

ミラノでサッカー観戦(2)

2012年10月20日

羽田を飛んでパリへ向かっています。

和食 洋食

到着まで後3時間ほど。フィンランドを越えてバルト海上空です。 朝食が出てきました。

和食は、鮭のちゃんちゃん焼き、白滝のたらこ和え、ごぼうの柳川、鶏おこわです。 洋食は、パンとシチュウです。どっちもスープ・ストック東京が提供したものです。 おいしいよ。

ガイドブック アイス

デザートはアイス。こくがあっておいしい。

こぶちゃんは、ガイドブックでおいしいものを勉強中です。 「なにたべようかなぁ、ぶひ。」

シャルル・ド・ゴール空港

東京から12時間。やっとパリ シャルル・ド・ゴール空港(CDG)に到着しました。 私たちは、ここからイタリアへ乗継になります。 降りてから"Connection Frights"の案内に沿って進みます。

まず、搭乗案内のディスプレイで、自分の乗継機を探して、搭乗ゲートを確認します。 F50でした。なので"F"の"Connection Frights"のサインに沿って進みます。

最初に厳しい手荷物検査に会いました。 上着も脱いで、ベルトも外して、手荷物から液体物を出してバスケットに入れます。 金属探知機をくぐっても、念のためボディタッチで全身をチェックされました。 いやはや、厳しい。ここで、せっかくもらったペットボトルのお茶はあえなく没収。

Fに向かう Fに向かう

その後、パスポートコントロールを通って、"F"のサインをたどります。 まぁ、その歩く距離の長いこと。

日本って、まっすぐのサインは「↑」ですが、 パリでは「↓」なんですね。「↓」だと長く歩いていると不安になって戻らなきゃいけないような錯覚におそわれますね(わたしだけ(笑い)。

F21 - F56

やっと搭乗ゲートF50のターミナルに着いたようです。

両替もまだ開いてませんが、€1=115! え!何この為替レート、信じられない。やっぱり、羽田の107.79が安かったんですね。ショック。

F50の待合 明けてきた

7:55am搭乗予定で、まだ1時間ほどあります。朝早いので、ゆっくりしときます。

まだ7amです。でも暗いですね。まだサマータイムなので、日本で6amくらいか。

Air France

AF2412便に搭乗です。

シートベルト

隣の席があいていたので、こぶちゃんが座ってました。

ちゃんとシートベルトしてみたら、Air FranceのCAさんは"photo"と言って写真を撮りたいっていうジェスチャーをして、 "Parfait"(フランス語で「完璧」という意味)とか言って手をたたいておおうけしてました。 フランスの人は陽気ですね。

「ぶひ。ぶひ。」

アルプス

窓から雪をかぶった山が見えてきました。きっとアルプスですよ。フランス-スイス-イタリア国境には憧れのアルプスがあります。

こんなステキな景色が見れると思ってなかったから、うれしい。

リナーテ

Linate Linate

9:56am到着しました。イタリアです! リナーテ空港(Linate)です。パリから1時間30分でした。

日本からミラノに直行便で来るとマルペンサ空港が使われます。マルペンサはイタリアで最大の空港だそうです。 わたしたちは、パリで入国しました。フランスもイタリアもEU加盟国なので、イタリアでの入国はありません。 だから国内・EU地域便が中心のリナーテが使えます。 入国手続きがないのであっという間に出て来れました。

リナーテって国内向けだからでしょうか。小さいですね。 日本の地方空港って感じ。 さて、ユーロに両替しようかな。 €1=111円か。パリよりはいいけど、やっぱり、日本のレート107.7が一番良かったみたい。

とりあえず2万円替えると、€145になりました。手数料とTaxで€20もとられてるし。 あれぇ?それでも€158くらいのはずですよねぇ。。。ま、いっか。 知り合いから現地の方がレートがいいよって教えてもらったんだけど残念ながらガイドブックがあってたみたい。

直通バス

空港からはミラノ・セントラル駅まで直通バスがあります。 €5で30分で着きます。 チケットはバスの前でおぢさんが売ってます。 直通バスはいっぱいいるし、だいたい30分毎に運行してるので便利です。

ミラノ市内へ

ミラノ・セントラル

バスは市内を通ってミラノ・セントラル駅に着きました。 セントラルはすっごく大きな駅です。 石作りの大きな神殿みたいです。 駅の南側がバスターミナルになっています。 帰りの時刻表をみると毎時0分と30分に出ているようです。

まだ10:42amです。チェックインは3pmなので、 とりあえずホテルにいってクロークに荷物をあずけることにしましょう。 ホテルはセントラルから一駅、地下鉄M3 SONDRIO駅のそばなんですけど、 セントラルからも歩いて300m程度です。 時間もあるので景色を見ながら歩いていくことにしました。

セントラル北口 セントラル半景

駅のコンコースを入って、北口から出ました。コンコースにはいっぱいお店が入ってますよ。 セントラル駅ほんと大きいですね。全景はカメラにおさまりません。

Crown Plaza

ミラノって建物の高さ制限があるんでしょうか。みんな同じ高さにみえます。 だから屋根についたホテルのサインはとても目立ちます。 遠くからホテルのサインが見えました。Crown Plaza Hotelに到着しました。

セントラルから徒歩5分くらいかな。荷物をクロークに預けて、観光にでかけます。

地下鉄入口

ミラノの地下鉄の乗り方は簡単です。この"M"マークが地下鉄入口です。 ミラノは、地下鉄やトラム(路面電車)が移動には便利です。 あらかじめネットからマップを印刷して持ってきました。

チケット販売機 英語の画面

地下鉄は、まずオレンヂ色の自動販売機でチケットを買います。 タッチパネルのイギリス国旗が英語案内のマークなのでこれをタッチ。 "Urban Ticket"を選ぶと、一回券€1.5と一日券€4.5など表示されます。 何度もチケットを買うのは面倒。わたしたちは一日券を買いました。 あ、二日券もあるので、滞在にあわせて選ぶといいですよ。

一日券

これがチケットです。 これを初めて自動改札に通すと、裏側に時刻が印刷されます。 ネットでは「チケットは必ず打刻機で時刻を印字すること!」 という記事が多いのですが、いまは、その必要はありません。 だって、打刻機も置いてあるけど、チケットの方が大きくて打刻機に入らないし、 自動改札で印字されるので、打刻機のことは気にする必要ありません。

一日券の場合、この印字された時刻から24時間有効です。

車内の案内 出口の表示

新型車両だと、車内に液晶の行き先案内があります。 でも、古い車両には案内が付いてません。 更にいたずらで車両の外側がペインティングされていて、窓も塗られちゃって外が見えないのもあります。 降りる駅はよく確かめていないと降りそこねちゃいます。注意しましょう。

"USCITA"は、「出口」の意味なんです。

ドゥオモ

ミラノの地下鉄は3つ。M1, M2, M3と表示されます。 M3 SONDRIO駅からDUOMO駅は直通で5駅です。

ミラノの地下鉄は出口案内の地図がありません。 日本だと出口周辺の地図があちこちに掲示されてて、どの出口を出ればいいかわかるんですけど、 ミラノにはありません。 人の流れについていくしかありません(笑い)。

ドゥオモ

ドゥオモです。ミラノ一番の観光スポットです。 大きくて荘厳な教会です。 もちろん中に入ることもできます。 ステンドグラスがステキなんですよ。 一番高い塔の柱にはマリア様が美しく輝いています。

ミサンガ売り

いましたミサンガ売りです。"Free! Free!"と言って、ミサンガを勝手に手首巻きつけて、 高い料金をぼったくるやからです。手にミサンガの束を持っているのですぐにわかります。 ドゥオモ広場に限らずミラノ市内にはどこにでもいます。

ネットでは€100をとられたなんていう記事もありました。 こんなやからが近づかないように注意しましょう。 近づいてきても無視するかハッキリと"No"と言いましょう。

それとスリが多いそうです。幸い私たちは被害に会いませんでしたが、 バッグは、肩に斜め掛けしたり、しっかり腕で押えたりして、隙をみせないようにしていました。 特に写真を撮る時は、同行してる人に周囲を見てもらうなど常に気を配るようにしました。

インテル戦チケット

ギャレリア入口

ドゥオモを正面にみて、左側がギャレリア入口です。 ここに来たのはインテルのゲームを見るためです。 明日のチケットを手にいれましょう。

Solo Inter

ギャレリアに入って、中央から右手にギャレリアを出ると、すぐ左手の建物の中央位にインテル公式ショップ"SOLO INTER"があります。

ショップに入るとすぐにカウンターに並んだ人の列が目にはいります。 この列がチケット購入なので並びます。 私たちが行った時は10人くらい並んでいたでしょうか。 20分くらいでわたしたちの番になりました。

あらかじめインテルのチケットの買い方を調べておきました。

この記事を印刷して持っていって、指差しで席の場所を伝えました。 記事にあったようにお勧めのメインスタンド2階(5番エリア)にしました。 するとその5番エリアの中が番号で更に区分けされていて「ここでいい?」 と確認されます。私たちは229でした。 身分証明書を求められるので、パスポートを人数分だします。 チケットには各人の氏名が印刷されています。写真では黒塗りしてるところ。

チケット

5番エリアは、"Secondo Tire; Red/Orange"と表記されています。 5番エリアのチケット価格は基本は€47ですが、条件次第で安くなります。 まず、対ACミランとユベントスは€47。対ラッチオ、ナポリ、ローマは、男性€47、子供と女性は€32。 それ以外は、男性€37、子供と女性は€27なんです。 今回は対カターニャだったので、だんなが€37で、わたしは€27合計€64でした。 ちょっと安く買えてうれしい。

せっかくインテルのゲームを見るのでチケットだけじゃ寂しいですよね。 応援グッズも買いました。 公式ユニフォームは高いので、マフラーを買いました。色はホームの青、アウェイの白、女性用のピンクの3つ。 €15でした。 Jリーグのクラブだとマフラーにも選手の背番号が入っていたりしますが、 インテルではそういうのはありませんでした。 長友の55番のマフラーがあれば欲しかったんだけどなぁ、残念。

ランチ

GATTO ROSSO

もう11:30amです。 おなかもすいてきたので、お昼を食べましょう。 ピザ食べたーい。 SOLO INTERからギャレリアを振り向いて、レストランのメニューを見て、そのギャレリア左側にあった "LOCANDA DEL GATTO ROSSO"に入りました。「赤い男の家?」

マルゲリータ チーズのせサラダ

まずオーダーです。マルゲリータ€9とサラダ€15を頼みました。 するとパンが出てきました。あぁそうだった。イタリアだと必ずパンが付くんですよね。

全然期待してなかった(笑い)んだけど、ピザおいしい。 サラダにはドレッシングかかってないけど、塩とオリーブオイルが出されたので、これをかけて食べました。 チャージが€3.8 x 2=7.6、グラスのビールが€9 x 2=18.0合わせて、€49.6でした。 満腹。

こぶです

「こぶね、写真とってもらった、ぶひ。」

こぶちゃんをテーブルにおいていると、スタッフがかわいいといってくれて、 記念に写真を撮らせてもらいました。

公衆トイレは見当たらないので、レストランのトイレに入りました。 まめに休憩してトイレ入っておくといいですよね。

ドゥオモ周辺

雄牛

ギャレリア中央の床には色々な絵がタイルで描かれています。 中でも「雄牛」は有名で、人だかりができています。 この雄牛の足を中心にしてかかとでくるっと一周回れると、もう一度ミラノに来れるという都市伝説があるんです。 みんなくるくるやってました。

ダ・ビンチ像

ドゥオモを正面にみて、左手ギャレリアを通り抜けると、スカラ座広場があります。 広場にはダ・ビンチ像が立っています。 ちなみにスカラ座はしょぼい感じの建物で、、(失礼しました)。オペラファンには垂涎の場所ですね。

ショッピング

ドゥオモを正面にみて、左手横にデパートのリナシャンテがあります。 この北側周辺にはブランド・ショップがいっぱいあります。 すごく楽しみ。うふ。

ミラノのショップは日曜日に閉店している店が多いと聞いていたので、 明日は閉まっているかもしれないので、今日買わなきゃ。

フェラーリショップ

だんながフェラーリショップに行ってみたいっていうので、寄ってみました。

好きな人にはたまらないグッズがあるようです。

まずはMaxMaraです。すっごく軽くていいコートを見つけちゃった。 買っちゃいました!

コートは消費税が20%もするんです。 だから買う時に"Tax Refund"の書類を作ってもらいました。 ちょっと時間がかかるけど、この書類をだせば、支払った消費税の半分くらいは戻ってくるんですよ。 大きいですよね。

ショップストリート

あとはETROにも行きたーい。ドゥオモ裏からM3 MONTENAPOREONE駅までの通りはみんなブランド・ショップなんです。 そこにETROもありましたぁ。

スカーフ欲しかったんです。 悩むなぁ~。どれにしようかなぁ。 選ぶのが楽しい。

気に入った一枚を買いました。 ここでも"Tax Refund"の手続き書類の作成をお願いしました。

モンテナポレオーネ駅

ブランド・ショップの通りを抜けると正面がM3 MONTENAPOREONE駅です。 いま2pmです。 ぼちぼちチェックインタイム、ホテルへ戻ってみましょう。

ホテル

ホテルはM3 SONDRIO駅そばのCrown Plaza Hotelです。

ベッド お風呂 洗面所
ホテルからの景色

部屋は7階なので外がよく見えます。正面の一番向こうに見えているのが、セントラル駅です。

日本を0:40amに出てからおよそ20時間です。 シャワーをあびてさっぱりして、少し休憩。

ユニバーサルコンセント コンセントとプラグの形状

イタリアのコンセントとプラグは、日本とは形が異なります。プラグは、丸い棒みたいなのでC型っていうんだって。 電圧も220Vで日本の100Vとは違います。

でもユニバーサルコンセントも用意されていて、これなら日本のプラグも差せます。 それにデジカメやケータイの充電器はだいたい100-240V対応という表示がされているので、 そのままでokです。一応プラグ変換器も持ってきました。

夕食

おいしいワインが飲みたいんです。けど、あんまりレストラン調べて来なかったんですよねぇ。 一つだけリナシャンテの最上階にいいレストランがあるって読んだんですよねぇ。 というわけで、地下鉄に乗ってもう一度ドゥオモへ行きました。

窓からドゥオモが

リナシャンテの最上階には3軒のお店がありました。2軒はカフェで、1軒がレストランでした。 "Obika"(オービカ)というモッツァレラがおいしいお店のようです。

受付で"dinnerかcafeか?"って聞かれたので"dinner"と答えると、 "外にする?中にする?"って聞かれました。 外は長くいると寒いと思ったので、中にしました。中からもガラスごしにドゥオモが見えます。

カプレーゼ パスタ

せっかくおいしいモッツァレラのお店なのでカプレーゼと、Torofieというバジルのパスタを頼みました。

これが大正解。とってもおいしい。 トロフィエは、4-5cmの短いパスタで両端がねじってあるんです。 楽しい食感で、おいしい。 モッツァレラもさっぱりとして、ちょっと固め。 ここには、モッツァレラの硬さや味を色々選べるんですよ。 さすがイタリア

二人でワインを2杯づつ飲んで、€51でした。

マリア様

帰りにテラス席からライトアップされたドゥオモをみました。 とってもキレイです。 昼間見るのとは違ってみえます。 写真にはマリア様が映っているんですけど、見えるでしょうか。 修復中で柱で囲われていてちょっと見にくいですね。

ステンドグラス

食事の帰りドゥオモを見ると、中からライトアップされていて、外から美しいステンドグラスを見ることができました。 中から見た方が本当の美しさを見ることができるんでしょうけど、 こうして少しだけみれてうれしくなりました。

こういうライトアップは、土日だけみたいですね。

つづく