ミラノでサッカー観戦(5)
2012年10月23日
おはようございます。 あっという間のミラノでした。 今日は日本に帰ります。
朝のビュッフェです。せっかくなのでスプマンテも一口。
毎朝メニューはあんまり変わらないんですけど、 今朝はプレーン・クロワッサンがなくて残念。
「おいしい、ぶひ。」「いっぱいたべる、ぶひ。」
きょうは、びゅーーんに乗るよ。「たのしみだ、ぶひ。」「もぐもぐ、もぐもぐ」食べる方が忙しいようです。
帰りの飛行機はリナーテ発3:55pmなんですけど、 Tax Refundに2時間かかったなんて話を聞いていたので、 早めに空港に移動します。この判断が幸運でした。
0:00pmちょうどのセントラル発の直行バスでリナーテ空港へ行きます。
「ばすばす、たのしい、ぶひ。」
リナーテ
0:00pmにセントラルを出たバスは予定通り30分でリナーテ空港に着きました。
出発フロアは2Fです。 まずはチケットカウンターへ。結構小さいんです。コの字になってて、え!これ?っていう感じ。
チケットカウンターの奥に"Custom"という表示があったんですが、誰もいません。 うーーん、あれれ?? しばらく待っていたら人が出てきました。 Tax Refundをしたいと言うと「ここでは出来ない」と言われてしまいました。 よく聞くと、預ける荷物にするのなら手続きできるけど、 手荷物で機内に持ち込む物品は、ここリナーテでは手続きできないようです。 乗継ぎのロンドン・ヒースローで手続きしてくれと言われました。
とっても、とっても不安が、、、だってさぁ、ロンドンってEU加盟国だけど、 通貨はポンドで、ユーロじゃない国ですよぉ。 本当にロンドンでイタリアのTax Refund手続きできるんでしょうか!?
まぁできなくてもしかたないかなぁ。半分あきらめ気分。
思うにマルペンサは国際空港ですが、リナーテはEU地域用なのでTax Refund手続きにも違いがあるのかもしれません。
12月21日 ヒースローで手続きしたTax Refund戻ってきたのが確認できました。およそ2か月かかりました。
さてチケットカウンターで搭乗手続きをします。 ここで思いもかけない事が。 「ヒースローは濃霧でフライトが混乱している。 一本早い飛行機に乗らないと、乗継便への搭乗は保障できないよ。」 と言われました。 最初「保障できない(not guarantee)」という言葉に過剰反応してパニックになって、言っている意味が理解できなくて。 それにイタリアなまりも加わって何度も聞き返しちゃいました。
というわけで、本来3:55pm発BA563便だったのが、1:50pm発BA577便に変更になりました。 いま0:45pmなのであまり時間がありません。
実は後で気がついたんですけど、搭乗予定のJL402便ロンドン-成田も当然ヒースローの混乱の影響を受けていて、 JALから出発遅延のメールが来ていたんです。 メールチェックしていれば少しは状況を早めにつかめていたかもしれません。 いずれにせよ、早めにリナーテに来たのは大正解でした。
手荷物検査を済ませ、ラウンジまで行きます。 途中にはいっぱい免税店もあるし、けっこう広いんです。 日本の地方空港くらいとか思ってたんですけど、 いえいえ普通に大きな空港だったようです。
とりあえずクロワッサンとモレッティで軽く食べておきます。 小さな女の子にこぶちゃんを見せると"pig"って言って喜んでました。
搭乗口の前に出国手続きがあってパスポートにスタンプが押されました。
機内へ
リナーテはボーディングブリッヂが少ないようで、バスで飛行機までいってタラップから乗りました。 でも搭乗が終わって出発時刻になっても動きません。 機長からアナウンスがありました。 「ヒースローが濃霧で混乱しているので、出発を1時間遅らせる」 なんだー、それなら搭乗させなければ、ラウンジで休憩できたのに。 まぁそれほどヒースローが混乱していて、時々刻々と状況が変わっているんでしょう。
「わーい、じゅーす、じゅーす、ぶひ。」
出発が遅れたので、機内サービスをしてくれました。
1時間遅れで飛びました。BAでもこぶちゃんにシートベルトをつけてみました。 BAのCAさんにもうけました。 くすくすって感じ。
飛行機は順調に飛んで、白い雪をかぶった山がよく見えてキレイでした。
山を越えると、雲海が広がって、地上はまったくみえなくなりました。 それでもところどころ雲の切れ間に川が見えてました。
チキンとポークのペーストをはさんだバンズを食べました。 おいしいんだけど、ちょっと大きいかな。 おなかいっぱい
ヒースロー
ヒースローは霧でよく混乱するとは聞いてたけど、自分が乗る時に遭遇するとは思ってもみませんでした。 ちなみにターミナルは、国内/EU向けが5A, 5B, 5Cとあって、EU以外の国行きが3と分かれています。 他にも1と4があります。広いですねぇ。
飛行機はまず5C横まで来ましたが、ボーディングゲートが空かず、結局30分ほどゲート待ちになりました。 その後、5Aに着けてしまったので、空港を降りる人はいいけど、乗り継ぎはターミナル3なので一番遠くなってしまいました。
いまロンドン時間で4:13pmです。乗継便も遅れているので乗れるのは早くても8pm過ぎるでしょうか。
"Flight connections"のサインにそって、ターミナル3行きのバス待合所まできました。 しばらくするとバスが来るので、それに乗ります。
ターミナル連絡バスは、5A, 5B, 5C, 3と順にまわっていくので、間違えて途中で降りないようにしましょう。
ようやくターミナル3に着きました。降りてから15分ほど。
やってきました。世界でも一番厳しいといわれている手荷物検査場です。 検査が厳しくて時間がかかるので、たくさん並んでます。 その列を整理したり案内をする係りの人が4, 5人みんな"Flight connections"のサインと同じ紫のパーカーを着てます。
Tax Refund
思ったほど時間はかからず15分ほどで通過して、 チケットカウンターへ向かいました。 実はリナーテで発券されたチケットには搭乗便の番号は書かれていたんですけど、 搭乗ゲートも出発時刻も書かれていなかったので、 確認したかったのと、そう、Tax Refundの場所を教えてもらおうと思って。
チケットカウンターとTax Refundは、それぞれターミナルの両端にあってまっすぐ歩いていけばいいと分かりました。
ターミナル3もうなぎの寝床のように長くて、延々と免税店や待合いスペースが続いています。
見つけました。 Customです。 ここでミラノのお店でもらった書類を見せて、Tax Refundしたいというと、 書類と品物を確認してから申請書にスタンプを押してくれます。このスタンプが大事。
そして、向かいにあるVAT Refundsのポストに書類を投函しました。 これでTax Refund終了! ふぅ。できたー!
イギリスでは消費税のことを付加価値税Value Added Tax (VAT)と呼んでいます。 だから案内にも"VAT Refunds"と書かれていました。
ラウンジへ
ヒースローのターミナル3には、ラウンジが3つあります。BA, AA, CXです。 私たちはOneWorldなのでどれでも使えるはず。 とりあえずここはヒースローなので迷わずラウンジFと呼ばれるBAに行きます。
ここがBAラウンジの入口です。 左手奥がFirst用、中央がシャワーブースで、右手がビジネス用ラウンジです。
まずはラウンジに入って荷物をおいて、交代でシャワーを浴びにいきました。 シャワーブースは、ボーディングチケットを見せるだけで、 個室の番号を教えてくれます。 個室は中から鍵をかけるタイプです。 シャワー、トイレ、洗面台、ドライヤーなど揃っています。
シャワーを浴びてすっきり
BAラウンジは、食事コーナー、カフェ、ワイン、パブ?、ビジネスと5つに仕切られてます。 だんながシャワーを浴びてる間に一杯。 ワインも赤白それぞれ4種類くらいあって、どれもおいしいです。
仕切りにワインが並べてあったりしてインテリアもステキです。
だんなは、食事をしたようです。 パスタが色々あって、カレーとかアラビアータとか5種類くらいあったみたい。 これは、ペンネ・タジンだそうです。
「ぱくぱく、おいしい、ぶひ。」
「こぶね。これ、おみやげにする。」「くろちゃん、よろこぶかなぁ。」
ワインコーナーには、ポテチが山のように積まれていて、食べ放題でした。 こぶちゃんはそれをおみやげにするそうです。
わたしたちのテーブルの隣にいたご婦人です。 こぶちゃんを見てかわいいわねと言ってくれました。
少し話をすると、ノルウェイ出身でオーストラリア人のご主人と結婚してオーストラリアに住んでいて、 帰る途中だとか。 聞くと昨日から濃霧でフライトは乱れていて、随分待たされているとか。 ご夫婦で旅をされているようです。旦那さんは無口な感じですね。
搭乗
「ひろい、ぶひ。」「こぶのごはんもある?」あるよぉ。「やったー」
シェルフラットです。 やっぱりビジネスは広いですね。 JL402は8:15pm 1時間遅れで出発できました。
同じ便に修学旅行生がいました。 ロンドンまで来るんですねぇ。 ちょっとビックリ。 旅費の事を考えると親は大変ですね。
飛んでから1時間ほどで食事になりました。 楽しみです。 シャンパンをもらって、まずはアミューズです。 イカのマリネと、ミックスナッツです。
わたしは和食。 九つの小鉢と、 カレイのあんかけに、ご飯とお味噌汁です。 合わせたのは甲州ワイン。やっぱり和食には日本のワインがいい。
だんなは洋食です。 オードブルに鴨とエビです。 メインは、牛フィレソテーを頼みました。
「もぐもぐ、おいしい、ぶひ。」
「こぶね、どらやき、もらった。ありがとう、ぶひ。」
食後、イギリス人?CAさんからこぶちゃんはどらやきをもらいました。 こぶちゃんの名前も憶えてもらったもんねぇ。
男性と女性の外国人CAさんが搭乗していました。 もしかするとOneWorldということでBAとJLで交換研修のような制度があるのかもしれないですね。
「こぶね、これも、おみやげにする、ぶひ。」「おかがみにあげる、ぶひ。」
フラットにしておやすみなさい。Zzzz...
到着の2時間前までは、メニューにある食事を食べることができます。 たこ焼き、ハンバーグ、ラーメン、うどん、朝食の和定食や洋食プレートなどなど 種類は豊富です。
小食夫婦のわたしたちは、うどんをもらいました。 食べてみて、たぶんどん兵衛です。 器はさすがに変えてありますが。 まぁおいしいですね。
飛行機は日本海~新潟~茨木を経由して成田に近づいてきました。 あ~、もう帰ってきちゃった。
成田からはNEXを使いました。これが一番速いんですよね。
「ただいま~、ぶひ。」「これ、おみやげ、ぶひ。」「あのね、びゅーんと、ばすばすと、がたんごとんに、のった、ぶひ。」 「それとね、、、、、」
いっぱい、お話があるようです。「いいなぁ、ぶひ。」という声が聞こえるようです。