ぶたのしっぽ

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ミラノでインテルのサッカー観戦

2012年10月21日

日本での準備

為替レートは、日本が一番よかったです。 わたしたちの時は、日本の両替が€1=107.7円。 パリが€1=115円。 イタリアが€1=111円でしたが、手数料などとられ結局130円以上となりました。

インテル公式サイトではチケット価格や、スタジアムへの行き方などが日本語で説明されています。

空港から市内へ

Linate Linate

9:56am到着しました。イタリアです! リナーテ空港(Linate)です。パリから1時間30分でした。

日本からミラノに直行便で来るとマルペンサ空港が使われます。マルペンサはイタリアで最大の空港だそうです。 わたしたちは、パリで入国しました。フランスもイタリアもEU加盟国なので、イタリアでの入国はありません。 だから国内便が中心のリナーテが使えます。 入国手続きがないのであっという間に出て来れました。

直通バス

空港からはミラノ・セントラル駅まで直通バスがあります。 リナーテからは€5で30分で着きます。マルペンサ空港からは€10で50分です。 直通バスはいっぱいいるし、だいたい30分毎に運行してるので便利です。

ミラノ市内へ

ミラノ・セントラル

バスは市内を通ってミラノ・セントラル駅に着きました。 セントラルはすっごく大きな駅です。 石作りの大きな神殿みたいです。 駅の南側がバスターミナルになっています。 帰りの時刻表をみると毎時0分と30分に出ているようです。

ミラノ・セントラルからM1 LOTTO駅へは、M2を使ってM2 CADORNA駅で乗換え、M1 LOTTO駅へ。RHO Fiera行きに乗りましょう。 M1は二つに分かれる路線です。注意。

ミラノ・セントラルからDUOMOへは、M3を使って、M3 DUOMO駅へ。

インテル戦チケット

ギャレリア入口

ドゥオモを正面にみて、左側がギャレリア入口です。 インテル公式ショップでチケットを購入します。

Solo Inter

ギャレリアに入って、中央から右手にギャレリアを出ると、すぐ左手の建物の中央位にインテル公式ショップ"SOLO INTER"があります。

ショップに入るとすぐにカウンターに並んだ人の列が目にはいります。 この列がチケット購入なので並びます。 私たちが行った時は10人くらい並んでいたでしょうか。 20分くらいでわたしたちの番になりました。

あらかじめインテルのチケットの買い方を調べておきました。

この記事を印刷して持っていって、指差しで席の場所を伝えました。 記事にあったようにお勧めのメインスタンド2階(5番エリア)にしました。 するとその5番エリアの中が番号で更に区分けされていて「ここでいい?」 と確認されます。私たちは229でした。 身分証明書を求められるので、パスポートを人数分だします。

チケット

5番エリアは、"Secondo Tire; Red/Orange"と表記されています。 5番エリアのチケット価格は基本は€47ですが、条件次第で安くなります。 まず、対ACミランとユベントスは€47。対ラッチオ、ナポリ、ローマは、男性€47、子供と女性は€32。 それ以外は、男性€37、子供と女性は€27なんです。 今回は対カターニャだったので、だんなが€37で、わたしは€27合計€64でした。 ちょっと安く買えてうれしい。

せっかくインテルのゲームを見るのでチケットだけじゃ寂しいですよね。 応援グッズも買いました。 公式ユニフォームは高いので、マフラーを買いました。色はホームの青、アウェイの白、女性用のピンクの3つ。 €15でした。 Jリーグのクラブだとマフラーにも選手の背番号が入っていたりしますが、 インテルではそういうのはありませんでした。 長友の55番のマフラーがあれば欲しかったんだけどなぁ、残念。

サンシーロへ

マフラー

チケットと必ずパスポートを持っていきましょう。 チケットの本人確認のために必要です。

インテルのホームゲームは、ドゥオモの西、Meazza競技場で行われます。 ミラノっ子は、Meazzaとは言わず地名のSan Siro(サンシーロ)と呼びます。 だから行き方を聞く時もSan Siroと言った方が通じます。

そのSan Siroへの行き方は、ネットでは、二つあると書かれています。

  • 地下鉄M1 LOTTO駅で降りて、シャトルバスに乗る
  • トラム16番線で終点San Siroまで行く。ただし終点のSan Siro行きは少ない。

私たちは、街の景色も見れるトラムを使うことにしました。さぁインテルのマフラーを着けていきます。

トラム乗り場

ドゥオモを背にして、広場を正面左手方向に出ます。 すると道路に路面電車の線路が敷かれているのが見えてきます。 広場を背にして左手方向10mくらい先に、電光表示のついたトラム乗り場があります。 Mazziniという乗り場です。 16番線トラムに乗るのは、ここが一番わかりやすいです。 いま1:27pm

ネットに24番線トラムという記事も見かけましたが、どうも違うようです。 路線番号が変わったんでしょうか。いまは16番線でした。

待っていると日本人が結構集まってきます。 「これでスタジアム行けますか?」とか聞かれますが、 「ええ」と曖昧にしか答えられません。 だってわたしも初めてだから(笑い)。

案内を観ると次のトラムの行き先は"P.le Segesta"と書かれています。 ルートが書かれた案内では、P.le Segetaは途中駅で、San Siroまでは行きません。

でも、インテルグッズを身に着けた人が乗っていたので、気にせず乗りました。 わたしたちは一日券を持っていたので何もしなかったんですけど、、、いいのかな?

P.le Segesta

トラムの終点P.le Segestaに着きました。 降りた人はみんな一斉に同じ方向に進んでます。 ついていくとバスが待っていて、みんなそれに乗りました。 バスの行き先表示には"16 San Siro"と書かれていました。

バスに乗る時もただ乗っただけ、チケットは気にせず。(無料シャトルバスなのかな?)

スタジアム


より大きな地図で San Siro を表示
San Siro チケット売り場

バスが着いたようです。みんな降りていきます。 前方にでっかいスタジアムが見えてきました。 をー、San Siroです。いま2:15pm。トラムとバスで45分かかったようです。 3pmにゲームは始まるのでもうあまり時間がありません。

チケット売り場には、すごい人だかりができています。 こんなに人がいてちゃんと発券できるんでしょうか。

San Siro

印象的な丸い柱が見えてきました! San Siroです。 遠く日本からやってきました! 写真ではわからないけど、びっくりするほど大きいです。

スタジアム周辺には、グルメや応援グッズを売る露店がたくさん出ています。 おなかに余裕があれば食べてみたかったんですけど、残念。 インテルのフラッグを掲げているインテルグッズを売るお店をのぞいてみました。 長友のユニフォームシャツが€20で売っていました! わたしはスナイデルのファンなのでスナイデルを買いました。

ちなみに複数のチームシャツを売るインテルフラッグの無いお店は、バッタものです。 しかもシャツが€25もします。ご注意を。

チケットの内容
入場ゲート

チケットに書かれている色んな番号が大切です。 まず入場ゲートを探します。 "Ingressi"がゲート番号を示しています。 チケットには、4から8が使えると書かれています。わたしたちは、7番ゲートを使いました。

まず、チケットとパスポート見せてゲート前に進みます。 次に手荷物検査です。 ビン、カン、ペットボトルは持ち込み禁止です。 コップに移し替えされます。

そして機械のゲートに、チケットのバーコードを読ませます。 これが何度やっても読んでくれません。 あせった。 5回くらいやったかなぁ、やっとゲートが開きました。 といっても手で押すんですけどね。

入口を探す

次にチケットに書かれたエリア番号229の入口を探します。 229と書かれた入口を見つけました。 でも入ろうとすると係りの人が向こうへ回れといいます。 向こうって言われてもわかんないし。 もう一度係りの人に聞いてようやくわかりました。 今日は229の入口が閉鎖されていて、隣の入口を使うようです。

この時にわかったんですけど、 あの印象的なおっきい丸い柱は、3階席に行くための長い長い螺旋スロープを兼ねているんです。 2階に行く人と3階に行く人を分離して混雑を緩和させているんです。 初めてだととまどいますが、よく考えられていますね。

席 ピッチ

あったー! 5列4番。 だんなは隣の3番です。 ピッチがよく見えて、これならゲームを楽しめそうです。 それにしても大きなスタジアムです。 8万人入るらしい。 今日は半分以上入ってるから4万人を越えてるようです。

ACミランもここSan Siroがホームなので、インテルvsミランのミラノダービーはすごく興奮するゲームらしいです。 興奮しすぎで警備とかもかなり厳重になるみたい。 もし、本田がミランに移籍して、本田と長友のマッチアップが見れるとわくわくしますね。

ちなみに日本で一番おっきいのは横浜の日産スタジアムで7万2千人。2002ワールドカップの決勝試合したんだよね。

席 傾斜

それにしてもすごい傾斜です。まるでそそりたつような感じで、階段を降りるのは結構こわいです。 それに席がとっても狭い。 隣とほとんどくっついてるし、座ると、もうその前を通ることはできません。 だから、一度席に着くと階段までの人に席を立ってゆずってもらわないと出ることはできません。

だから席に着く前にお手洗いなどすませておきましょう。

だんなが長友のシャツを着ていたら、周りのサポーターが声をかけてくれました。 よく聞くと「今日は長友はレッドカードで出れないんだ」と言ってます。 え!そうなんだぁ。ちょっと残念。 さらにスナイデルは?って聞くと、「スナイデルも出ない」って。 あらら。こればっかりはしかたないですね。

ホーム側 プレス席

わたしたちの隣がプレス席でした。 プレスと同じ高さで見れるってある意味とてもいいところだということかしら。

向こうに見えるのがホーム側です。 2階席がインテル・ウルトラス(熱狂的なサポーター)の席のようです。 すでにシャツを脱いで裸の人がたくさんいます。 それにみんなスタンディングで座っているのはごく一部みたい。 あそこは危なくて行けないですね。

ゲーム開始 プレイ

ゲームが始まりました。インテルは3バックでスタートしてます。カターニャの17番FWに結構攻められています。 インテルはどうもうまくかみあわないようで、シュートできないでいます。

それでも前半にカッサーノが得点しました。その後動きの悪かった20番を下げて、21番がボランチに入って、 4バックになるとぐっと全体がよくなりました。

ハーフタイムに、売店でビールを買いました。 ここもチケット制で最初にレジに並んで、注文して支払います。 そのレシートをビールカウンターの人に渡すと、ビールをついで渡してくれます。

席はとっても狭いので、飲んだり食べたりするのは遠慮した方がいいと思います。 わたしたちもスタジアムを眺めながら売店そばでビールを飲みました。

森本 2-0

森本がいました。後半3人目の交代が決まるまでアップしていました。 けど、残念ながら出場機会はありませんでした。

後半にはパラシオが追加点を決めて、インテルが勝ちました。やったー。

あ、そうそう。正面に見えるスクリーンには、得点結果は表示されるんですけど、 日本のように選手の名前を表示してくれないんです。 だから選手の背番号と名前が一致しなくて、、、そんな私たちには、以下の選手一覧を印刷しておけばよかったかも。

帰り

シャトルバス

帰りは、2階席からは1階までスロープがあって、階段を使わずに降りることができました。 降りた先には、シャトルバスが数十台待っていてこれに乗って帰ることができます。

バスの行き先表示を確認して乗りました。 "M1 DE ANGELI"と"16 P.le Segesta"がありました。 わたしたちはM1 DE ANGELIに乗りました。

DE ANGELI駅前

道が少し混んでいて26分ほどでM1 DE ANGELI駅前に着きました。5:35pm。 不慣れなので、こうして暗くなる前に最寄り駅に着けるように午後早めの時間のゲームを選んだんです。 大正解でしたね。 M1は地下鉄なのでDE ANGELI駅入口は、この道路の真ん中の停留所にあります。暗いとわかんないかもぉ。

GPSの付いたスマホとかでGoogle Mapを使うとこういう不慣れな場所でも自分の位置がわかっていいのかもしれませんね。

おまけ

せっかくミラノに来たらショッピングをされる方もいると思います。 高額な買い物の場合、レジで"Tax Refund"の書類作成をお願いするといいです。 その書類を持って、空港で"Tax Refund"の手続きをすると、 支払った消費税を取り戻せます。ただし、全額ではなく手数料を引かれます。

マルペンサ空港の"Tax Refund"には、2時間以上かかることを覚悟しておいた方がいいようです。 ネットでは乗り遅れそうになって、Tax Refundをあきらめたという記事も見かけました。