ぶたのしっぽ

芸術の秋

翌朝も温泉に入って、ツル、サラッ。 どうして温泉の朝ってごはんがおいしいんでしょうねぇ。 おかわりまでしちゃいました。

越後でアート

すっごく天気がいいので、前々から行ってみたいと思っていたところへ。 「越後妻有アートトリエンナーレ」知ってました? 「えちごつまり」と読みます。 越後中越地震を覚えているでしょうか。 その地震の被害を受けた十日町(現在、十日町市)を中心にして、松代(まつだい)、松之山とすごく広いフィールドで様々なアートを展開するプロジェクトが2000年から行われています。

アート

東京からだと遠いけど、湯沢からなら足を延ばせるので初めていってみました。 十日町へは、越後湯沢から一山越えていきます。 小さなエンジンの車だとアクセル踏みます、踏みます、、、ってくらい。

十日町へ行く途中にも道路のそばにこんなアートが。

十日町駅周辺へ

十日町は豪雪地帯で、冬は2mくらい雪が積もります。 だから商店街は、のきがつながっていて、人が雨雪に濡れずに歩けるように長~い屋根になっています。 ほら田舎の商店街ってさびれてシャッターが閉まったお店ばかりってことが多いんですが、 ここはそうでもありません。

親子? たぬき

さらに、商店街には道路をはさんで両脇の歩道のあちこちにおもしろいオブジェが多数。 トリエンナーレじゃなくても、これ見てまわるだけでもけっこうおもしろい。

キナーレ

十日町の駅の近くにある越後妻有交流館・キナーレです。 野菜の直売があってすごく楽しい。

そのキナーレ周辺にもいっぱいアートがありました。

ナカゴグリーンパーク

十日町の市街から信濃川を越え、稲の刈られた田圃を後に、台地状の高台へあがりました。 市街からは車で10分くらいでしょうか。 ここは駐車場に車をとめて歩いてまわれます。

天気に恵まれて、アートを見て、おいしい空気をすって、紅葉もキレイで、大満足。

アートトリエンナーレ全体は広いので全部を一度に見ることはできません。 今回はそのほんの一部です。 私は都内のトリエンナーレ東京事務所でマップを手に入れたので、それを片手に探しながらめぐりました。 マップはだいたいの場所はわかるんですが、あとは歩いて探します。 この探すっていうのがまた楽しい。 散歩しながら宝探しするみたい。 毎年夏とかには、バスでこうしたアートを巡るツアーや民泊をしてゆっくり巡るなど企画が開催されています。 期間中だけ見れる施設もあるので事前に調べていきましょう。

今回どうも私たちと同じようにアートを見てまわっていると思えるレンタカーも見かけました。 直島と違ってここは車が便利ですね。

へぎそば

新橋 へぎそば 舞茸天ぷら

さて、お昼は越後湯沢に戻って、「新橋」でおそばを食べます。 越後そばは二八なんですけど、つなぎに「ふのり」を使うのが特徴です。 ふのりは海藻で、紫色なんですけど、それを茹でるとキレイな緑色でねばりがあるんです。 その越後そばを「へぎ」と呼ばれる箱に盛ったのが、へぎそばです。 だいたい三人前くらい。

それと 舞茸天ぷらがおいしいんです。 びっくりするくらい大きくて、カリっと揚がってあつあつを天つゆで一口。 へぎそばをつるつる。 今度は、舞茸天ぷらにレモンをかけて、塩をつけてパクッ。 つるつる、むしゃむしゃ。 はぁおいしい。 そば湯をごくごく。 もう食べれましぇん。

ちゅるちゅる

「まめちゃんに聞いた、ぶひ。」 「ちゅるちゅる。」 「おいしい、ぶひ。」

新橋は週末とっても混むので開店時間の11時を目指していきましょう。 今回はお昼過ぎになってしまったので6組待ちでした。 帰りには10組待ってました。 待つ時はお店に用意してある紙に名前と人数を書いて待っていましょう。

いやぁ、おいしいものを食べて、温泉につかって、アートを見て、紅葉も見れて、 ちょっと贅沢な旅でした。 でも、ツアーじゃないので、ゆるゆる時間を気にせず思うまま、感じるままに。