太宰治の生家 斜陽館
津軽といって太宰治を連想する人もいるかもしれません。 それぐらい津軽を代表する作家です。
きょうはそんな太宰の生家だった斜陽館に行ってみましょう。
きょうはきんちゃんと、とんちゃんと一緒にドライブです。
「ぶいんぶいん、たのしい。」
これが太宰治の生家 斜陽館です。入ってみましょう。 わ、すっごく広いよー。
パンフレットによれば明治40年に建てられたみたいです。大地主さんだったんですね。
靴を脱いであがります。板張りの床が冷たいです。
台所は吹き抜けになっていて広いですねー。 順路に沿ってまわりましょう。 作品などが展示されている処には直筆の原稿なんかもあってファン垂涎でしょうね。 あと知らなかったんですけど、かなり広く海外に訳本が出版されていたんですねー。
床の間のある広間は大きくて明治の建物にしては天井も高くてすごく立派です。
でも昔の建物なので敷居は低いです。身長170cmくらいだと頭をぶつけちゃうかも(^_^;;
2階もあって、上がると洋室もありました。太宰治は本名 津島修二といって、津島家は金融業を行っていてこうした和洋折衷のつくりにしたんでしょうね。
2階にあった和室の襖絵がとってもきれいでした。
斜陽館の向かいにある観光物産館に寄りました。
わたしは太宰ラーメンをたのみました。 根曲竹とわかめがいっぱい入ってます。 特別美味しいわけじゃないですけど、普通に美味しいです。
なぜ太宰ラーメンかというと食べ終わってからわかりました。 丼の内側に作品の一節が書かれていたんです。 うーーん、これだと太宰丼じゃないですか。。。
だんなはもずくラーメンです。メニューにはもずゅくって書いてあったよ。 わたしもちょっともらったけど、もずくのねばねばとラーメンがけっこう楽しい食感で美味しいです。 こっちの方がよかったかな(笑)。
斜陽館のある金木は、今は五所川原市で、津軽平野の中央にあって、広い津軽平野の田んぼが広がるところです。 金木からみると津軽富士と呼ばれる岩木山はこんな風にみえます。 きっと太宰治もこの山をみていたと思います。
太宰は、「富嶽百景」という作品で、富士山はたいしたことないと言っています。 どういうことなのかはわかりませんけど、奥さんだった美知子さんは初めて津軽に来た時に岩木山をみて、太宰が「富士山はたいしたことない」と言っていた意味がわかったような気がするといっていたそうです。
斜陽館にいらした時には岩木山も楽しんでみてはどうでしょうか?
アクセス
青森からは、JR奥羽線 川部駅でJR五能線に乗換えて五所川原駅で下車。津軽鉄道で金木駅で下車、徒歩5分。金木駅からはまっすぐ進み、一度左折するだけ。 JRのリゾートしらかみなら青森から乗り換えなしで五所川原まで1時間16分です。 また、青森駅前から弘南バスで五所川原駅まで行く事もできます。本数が少ないのでよく確認をしましょう。
弘前からは、JR奥羽線で川部駅にてJR五能線に乗換えましょう。ねぷた祭りの季節は、弘前から臨時列車で五所川原まで乗り換えなしで行けることもあります。