"もも"でソウルへ
2012年10月26日
ママは、ミラノから帰って来たばかりなのに、またお出かけしようとしています。 まめちゃん、おでかけしようか。「やったー、ぶひぶひ」
ママとまめちゃんは羽田からびゅーんに乗って、関西国際空港へやってきました。 午前11時です。ママはおやつを買ったみたいです。 「いただきます、ぶひ」。 だけど、ママはどこへ行くの?
ママは関空第1ターミナルのいちばんはじっこにやってきました。「Peach」って書いてます。(*)
「まめ、知ってるよ。Peachってももでしょ。」 おー、まめちゃん、英語がわかるんだ。そうそう、ももだけど、この桃は食べられないんだよ。 「???」
まめちゃんが不思議そうな顔をしています。「食べれないもも?」
Peachは言わずと知れたLCC(Low Cost Carrier)です。ママは今日Peachでソウルへ向かいます。
ミラノから帰ってきてまだお休みがあったし、ソウルは3回行っているけど、サッカー観戦だけとか、 乗り継ぐだけなんてもので、街歩きをしたことがありません。1泊2日で気軽に行けるしね。
Peachはインターネットで予約すると、予約完了メールにバーコードが付いてきます。これをプリントして、 チェックイン機に読ませる必要があります。Low Costが徹底されています。 でも、難しくはないですよ。
Boarding Passはレシートみたいな紙です。なくさないように注意しましょう。
それから、手荷物を預けるのにも費用がかかります。ママは1泊なので荷物が少なかったから手荷物は持ち込みでOKでした。 なお、チェックインは結構並びました。チェックインを済ませたら、手荷物検査を済ませ、出国手続きをします。
成田空港とはちがい、どちらもとても空いていてまったく並ばず通過できました。 搭乗までは時間があるので、カードラウンジでのんびりします。関空は、出国後にもクレジットカード会社の ラウンジがあるんです。実はPeachの搭乗ゲートとはかなり離れていましたけど。今日はJALじゃないので、 ソフトドリンクだけだけど、このラウンジで待てるのは結構うれしい。
Peachに乗ったよ
搭乗ゲートからバスに乗って機体へ向かいます。混乱を防ぐため、奥の座席から先にご案内されます。
LCCは座席が狭いと聞いていたので、ママは1,200円追加して、一番前の少し広めの座席を確保しました。 バスを降りて、タラップを登り、機内に入ります。
関空は空いていたけれど、ママが乗ったMM005、ソウル行きは満席でした。 ほぼ定刻通りに出発。シートベルト着用サインが消えると、機内販売が始まります。
LCCは水一杯出ません。お水は、出国後の自動販売機などで購入するといいと思います。 ソウルでそのまま飲めるしね。ママがおやつを買ったのは機内食がないから。あんまんを買っていたけど、 せっかくPeachに乗ったんだから、何か買ってみようかなぁと思っていたら、まめちゃんはすでに メニューとにらめっこしていました。
「ぜんぶ、おいしそう、ぶひ」
まめちゃんは、ももシャーベットを食べたいそうです。300円。記念に買ってみるか。
かちかちに凍っていたので、少し溶けるのを待ってから食べました。
シャーベットを食べてひと眠りしたら、もうソウル上空でした。関空からソウルは2時間足らず。 近いですね。
ソウル
インチョン国際空港にほぼ定刻に到着。LCCだけどブリッジを使ってくれて、普通に降りれます。 時間帯が良かったのか、イミグレも空いていてすんなり通過。
空港で少し円をウォンに両替しておきます。そして、空港鉄道A'Rexの乗り場へ向かい、 韓国版パスモT-moneyにお金をチャージ。10000ウォン入れておきました。
1時間弱で、終点ソウル駅に到着。ここから今日のお宿へは地下鉄に乗るんだけど・・・
地下鉄に向かうエスカレータの長いこと。加えて、地下鉄の乗り場へはほぼ駅を端から端まで 歩く感じ。うーん、荷物が多い人には辛いかも。スーツケースを持っている方には、空港からバスに乗ることを お勧めします。
A'Rexのいいところは、時間が読めて安いこと。確か3850ウォンだったかな。280円ぐらい。
今日のお宿は、ミョンドンにある「トモレジデンス」です。今年オープンしたばかりできれいでした。 日本人相手なのか、フロントにいらっしゃる方は日本人か、日本語が堪能な方ばかり。
今回の旅は1泊2日。便利な所に泊まりたかったのです。ダブルのお部屋が1泊5,600円。リーズナブル。 キーはタッチ式でセキュリティーもそこそこしっかりしています。欠点はエレベータがないこと。 荷物が多い方にはお勧めしません。
時刻は午後6時前。お腹が空いてきました。でも、ママは焼き肉が苦手だし、今日は一人。 軽く気軽に食べられるものをと思い、ミョンドンの街をうろうろして、適当にお粥屋さんに入りました。 ごめんなさい、名前を覚えていません。
エビのお粥は8000ウォン。「おいしい、ぶひ」
食後の散歩を兼ねてミョンドンの街を歩いてみました。東京で言うなら渋谷センター街って感じかな。 若い人が多いように思います。ママは、地図を頼りに適当に歩いてみました。
ソウルで気に入ったら買いたかったものがフラットシューズ。かわいいデザインが多く、安いんです。 気に入ったものを見つけて購入。ちなみに、ソウルも加盟店であればTax Refundが可能です。韓国の消費税は 10%。だいたい6.5%ぐらいが戻るみたい。書類を作っていただきました。
ソウルで是非やってみたいことがありました。汗蒸幕(ハンジュンマク)です。 布をかぶってサウナに入るやつ、見たことありません?
事前に調べて、トモレジデンスの近くで営業している店を探していました。予約は入れていなかったけど、 日本語が上手な女性がご案内してくれました。 巻きスカートの様なものに着替えて、髪の毛は布製のシャワーキャップの様なものをかぶって、 遠赤外線のサウナに入ります。結構暑いんで、暑くなったら無理せず外に出てお水を飲みます。 慣れてくると、いい感じで汗をかいて気持ちが良くなってきます。
シャワーで汗を流して、お風呂に入ります。ヨモギ風呂となんだったっけかな?2種類ありました。
その後はベッドに横になり、あかすりされます。おばちゃんが結構力強くこすってくれるんですが、 これが結構クセになりそうな気持ちよさ。あかすり後は髪の毛をシャンプー&リンス。顔のパックは海藻と きゅうりどっちがいい?と聞かれ、きゅうりと答えると、その場ですりおろし、顔に置いてくれます。 冷たくて気持ちいです。
しばししたら、全部流し、今度は泥パック。乾いたらシャワーで流しておしまいです。
全部で1時間強ぐらいかな。ソウルナビのクーポンを持参すると、おまけを選べます。私はカッピングにしました。 背中にあとがつくけど、血行がものすごくよくなります。うとうとしてました
終了して、着替えしたら、お茶のサービスが。そして、帰るときには韓国のりをおまけにくれました。
お宿に戻ったら、眠くなってきました。お風呂は済ませたし、もう寝るか。まだ10時前だけど・・・。Zzzz…。
2日目
汗蒸幕のおかげか、ものすごくよく寝れました。気づいたら午前8時を過ぎてます。おー、そろそろ起きて 朝ごはんを食べるか。
シャワーを浴びて、髪の毛を乾かし、朝ごはんを食べに行きます。
トモレジデンスには「休憩室」と呼ばれる台所みたいな部屋があって、朝はそこに簡単な朝食が用意されています。 パンとフルーツ、シリアル、卵、ドリンク、ヨーグルトと、ママには十分な内容です。 生卵とガスコンロ、フライパンがあるので、好きな人は卵料理を自分で作って食べることもできます。ちなみに、 フライパンの下に見えるのは洗濯機。自由に使っていいそうです。長期滞在する際にはべんりですね。
「いただきます、ぶひ」「おいしい、ぶひ」
朝から冷たい雨が降っているようです。傘を持って来たけど、うーん、これからどうしよう?。 フライトは午後7時過ぎだし、行ってみたいところもあるけど・・・、なんて考えながら、 ぼんやり本を読んでいましたが、宿のチェックアウトは12時で、それ以上はいられないから せっかくなんで雨だけど出かけることに。 チェックアウトして、荷物を預かってもらい、地下鉄に乗りました。
ママが行ってみたかったのは三清洞エリア。地下鉄3号線安国駅で下車します。 プリントしてきた地図を頼りに歩いてみると、あちこちの木がキレイに紅葉していました。 雨だけど出かけてよかったかな。
このエリアは、おしゃれなカフェが多いエリアです。
ママが行ってみたかったのはここ。Kim's Boutique。ワンピースが安くてかわいいとネットで評判の お店だったのです。混んでると聞いてたのだけど、雨のせいか、お客さんはいなくてゆっくり見れました。 試着して、気に入った1枚を買いました。
地図に寄れば、ソウル屈指の観光スポット景福宮が近いようです。歩いてみますか。
が、雨がだんだん激しくなってきて、もう靴がぐちょぐちょ。しかも、さむーい。 辿り着いたけど、とても広そうなので、歩き疲れたし外から見るだけにしました。まめちゃん、 また来ようね
歩き疲れたし、少し雨宿りしたかったし、時刻はもう12:30。お腹がすいたので、適当に コーヒーショップに入って、サンドイッチとコーヒーで簡単にランチしました。 韓国っぽいものを食べたかったけど、このエリアにはそんなお店があまり見つからず、雨で歩きたくない せいもあって、なんだかどこでも食べれそうなものになっちゃったけど、一休みできたのはよかった。
その後、とりあえず免税店へ行ってみました。新羅免税店でdiscountが受けられるカードを作れそうだったし、 化粧品を買いたかったので。ここは、中国人で大盛況でした。
再び、宿の付近まで戻って来たのは午後3時前。 午後4時過ぎには明洞を出て空港に向かいたかったので、ちょうど1時間ぐらい余った感じ。 適当に見つけたマッサージ屋でフットマッサージを受け、宿で預けていた荷物を受け取って、地下鉄を乗り継いで 金浦空港へ向かいました。
帰りはJALです。LCCもいいけど、JALの快適さも捨てがたいもの。
「ごはん、おいしい、ぶひ」。さぁ、まめちゃん、帰るよ。