フィンランドで格安SIMを使う
だんなです。フィンランドを旅行してきました。 以前、ヨーロッパに行った時も現地で格安SIMを使いました。
今回も格安SIMを使おうと思います。
SIMロック規制
現在、日本のスマホは大手のドコモやKDDI、ソフトバンクではSIMロックされていて、スマホ本体と提供されたSIMは固定された設定になっています。 ドコモの場合、機種によってはこれを解除して別のSIMを使えるようにできます。 2015年5月以降に発売された新製品からはSIMロックはされていますが、申請によってSIMロックの解除が無料でできるようになりました。 ただし、それ以前に購入された機種や店頭での解除手続きには3000円の費用がかかります。
2015年夏モデルのSIMロック解除オンライン手続き (ITmedia)
格安SIMと一緒に購入できるスマホではSIMロックされていないものもあります。
フィンランド ヘルシンキ空港では到着すると羽田のように出発と到着が同じフロアに出ます。 到着Arrivalを目指して通路を歩いていると売店がたくさんあります。
その中にキオスクKioskiというコンビニがみつかります。
ここで"Can I get SIM card?"って言うと、ピンクのパッケージを出してくれます。
価格は7.9€ですが、セールだったのでしょうか? 4€ディスカウントされて3.9€でした。日本円だと500円ほどでしょうか。 仮にディスカウントされなくても1027円ですね。
このSIMでは一日当たり0.89€で、フィンランド国内通話やショートメッセージ、インターネットが無制限で使用できます。 7.9€分がチャージされているので、およそ一週間使えることになります。
使い方
パッケージを開けるとカードが入っています。
左の金色の部分がSIMです。 SIMには大きい順に標準サイズ、マイクロ、ナノと3種類のサイズがありますので、自分のスマホのSIMサイズを確認して切欠きに併せて切り離します。 この時にSIMの金属部分は素手で触らない方がいいので、できれば手袋などを使うとよいでしょう。
わたしのスマホはXperiaなのでナノSIMサイズに切り離しました。iPhoneもナノです。
まずスマホの電源を切ります。そしてこのSIMをスマホに差し込みます。SIMの差し込み方は各スマホの説明書などにありますので旅行にでる前に確認しておきましょう。
電源を入れるとSIMの暗証番号 PINを入力するようにメッセージが表示されます。SIMの暗証番号 PINは、SIMカードの裏にPIN1 PIN2と書かれているところをスクラッチカードの要領で削ると出てきます。 わたしのSIMカードには 1919 と書かれていました。
PINを入力すると、スマホの初期化処理が進んでいきなりLTE (4G)で接続されました。特にスマホの設定は不要でした。 もし認識しない場合はモバイルネットワーク設定でAPN名に"internet"とだけ設定するといいようです。
PIN
PINは2つあるのでどちらでもいいようです。ちなみにPINの入力を3回間違えるとSIMがロックされて使えなくなります。 その場合、PUK1, PUK2と書かれた方の番号がロック解除の番号です。
使い始めると
正しく認識されて通信が始まるとショートメッセージが届きます。 今後のやり取りを英語でするためには、14600番に"ENG"を送ってくださいという意味です。何か特別な処理を依頼する必要は無いのでショートメッセージを送る必要はありませんが心配なら送ってもよいでしょう。
インターネットの通信速度は測っていませんけど、とても快適でした。市街地ではLTE (4G)で接続されキャリアアグリゲーション(CA)も可能でした。 またそれ以外の田園地帯でも3Gで接続されていました。
わたしはヘルシンキ、トゥルク、ナーンタリーと移動しましたが問題なく使えていました。
ちなみに電話番号はSIMカード裏に書かれていました。
フィンランド鉄道 (VR)のチケットをスマホから予約する場合には、モバイルの電話番号が必要になりますので、大切に保管しておきましょう。
おわかりだと思いますが、SIMを替えているので日本の電話番号は使えませんし、ドコモなどのキャリアメールも使えません。だから日本の電話番号宛のショートメッセージも届きません。 もちろん海外に通話もできません。 ドコモの場合には、ドコモのメールはMyドコモで登録をしておけばブラウザを使って読み書き可能です。
数日使っていたらこんなショートメッセージが届きました。
特に何もする必要はありません。 フィンランド語なので読めませんが訳してみたら「このSIMカードの契約などの変更にはこのURLを利用してください」みたいな意味でした。 トップアップするなど契約を延長することを希望するなどの場合には、念のために上の方に書いた14600に"ENG"を送っておいて、今後のやり取りを英語にしておくといいかもしれません。
※海外でのスマホの利用に関しては、ここでご紹介した内容を鵜呑みにせず、必ずご自身で確認されるようお願いします。 筆者は、ここでご紹介した内容について一切の保証をしかねます。