ぶたのしっぽ

新しいHPのノートパソコンの性能

だんなです。新しく買ったノートパソコンHP Pavilion 15-n200を使い始めて2か月半たちました。買った時の話はこちらにあります。

ネットを見たりするには十分速いんです。値段も42,800円(税抜)からキャンペーンで5,000円キャッシュバックを受けたので、41,224円(税込)だったので、激安とまではいきませんが、かなり安い方です。 ただ、使っているとエクスプローラでのコピペが遅かったり、USBマウスなんかを初めて挿した時とかすっごく時間がかかるんです。 先週のWindows Updateなんて30分もかかりました。

遅いのはメモリが足りないからじゃないかと疑って、標準4GBだったのに加えて4GBを追加して、合計で8GBにしたんですけど、体感的には変わりませんでした(涙)。

今更なんですけど(^_^;;、買う時にちゃんと仕様を確認しておけばよかったのかもと思い始めました(遅せーよ、気づくのが)。 まぁ懐の許せる範囲という制約があって金額を最重要視して選んだので、性能をあまり重視していませんでした。 そこでこれからノートパソコンを買おうという方にお役に立てる!? ように分析をしてみることにします。

CPUの性能

わたしが以前使っていたノートパソコンは7年前に買った富士通 FMV MG75XVでした。今回買ったHPと仕様を比較してみましょう。

 FMV Biblo MG75XVHP Pavilion 15-n200
CPUIntel Core2 Duo T7250 2.0GHzAMD A4-5000 1.5GHz
メモリDDR2-667 (5.3GB/s)DDR3L-1600 (12.8GB/s)
cpubenchmark11021904

cpubenchmarkは、CPUの性能を示す指標の一つで、その指標では72%アップなので、古いパソコンよりもだいぶ速いことが期待できます。
cpubenchmark

パソコンの性能は頭脳に当たるCPUが速いほど、頭の回転が速いということになります。 ちなみに今買えるノートパソコンのCPUで比較してみるとこんな感じです。

CPU指標コア数発熱量(TDP)
AMD
A4-5000 1.5GHz1904415W
A6-5200 2.0GHz2437425W
Intel
Celeron N2930 1.8GHz171047.5W
Celeron G1820 2.7GHz2753255W
Core i3-4000M 2.4GHz3338237W
Core i5-4200U 1.6GHz3298215W
Core i7-4910MQ 2.9GHz9845447W

こうしてみると私が買ったパソコンは今どきだと遅い方なんですね。(^_^;; CPUの名前は記号みたいなもので、パソコンに詳しくない人からすると暗号ですね(笑)。 でも、よ~くみると GHzというのがありますよね。1.5GHzとか。 これは例えていうと頭の回転数なんです。数字が大きいほど回転は速いんです。 でも、よくみて欲しいところがあります。 わたしのパソコンは1.5GHzですけど、近い1.6GHzのが3298でわたしのより速いですよね。まぁ回転が速いから。。。 でもCeleron G1820は2.7GHzもあって、わたしの2倍近いのにi5-4200U 1.6GHzよりも指標は小さいんです。 だから頭の回転数が大きければその分速いとは限らないんです。

どうしてそうなるかというと、CPUには頭脳に当たる部分を1個だけ載せてるのから4個とか8個とか載せてるのもあるんです。 それがコア数です。 頭脳が多ければ同時にたくさんのことができるので、指標の数値は大きくなるし、実際速いんです。 例えば、同じ量の仕事があった時に、一人でやるのと10人でやるのでは、10人で分担した方が速く終わりますよね。 そういう感じなんです。 他にもCPUはお値段に応じて色々な工夫をしているので、値段と性能はおおむね比例します。

あと選ぶときに発熱量(TDP: Thermal Design Power)もみておいた方がいいと思います。この数値が大きいほどCPUが熱くなるということです。 ノートパソコンだと、中に熱いものがあると、パソコンを使っていて手が触れた時になんか熱いとか、ファンが大きな音を出すとかいう風に体感に現れてきます。 それと発熱量は使う電気の量に比例するので数値が大きいほど電気代がかかるし、バッテリーのもちが悪くなるということにもつながります。 この発熱量は最大値なので、常にこの発熱をしているわけではありません。パソコンの手を休めて何も動いてなければ発熱量も小さくなります。


ただし、このCPUの指標値だけでパソコン全体の性能が決まるわけではありません。 頭だけよくても手足となる画面表示や、HDDなどが遅ければ、やっぱりなんだかおそーい、となることがあります。

HDDの性能

HDDの性能は、残念ながら購入前にその仕様を知ることができません。実際の性能は買ってから調べました。※以前のパソコンではHDDを標準品から入れ替えています。7年前当初のHDDは5400rpmで、リード39でしたから今は3倍速くなっています。

MK3261GSYN
以前のHDD
東芝MK3261GSYN 320GB
7200rpm
ST500LT012
新しいHDD
Seagate ST500LT012 500GB
5400rpm

読み出しの性能を比較すると、以前のパソコンが116に対して、新しいパソコンは106なので、8%ほど遅いようです。 HDDは回転しながらデータを読み出したり、書き込んだりするので回転数が速ければその分速くなります。 新しいパソコンのHDDは回転数が5400rpmなので少し遅いようですが、工夫をしているようで比較的速いと思います。

SDカードに使われているFlashメモリを使った“SSD”というのがあります。 SSDはメモリなのでHDDみたいに回転しないし速いんです。 製品によって違いますが、HDDの4~10倍くらい速いです。 パソコンを選ぶ時にスピード重視ならSSDがいいかもしれません。 ただし速い分、値段も高いです(笑)。いま512GB SSDで一番安いのが、23,000円(税込)ほどです。 なんとわたしのパソコンの半分もするお値段です。 パソコン41,224円にSSD 23,000円を追加すると64,224円ですよ。 わたしにはとても手が出ません。(^_^;;

全体的な性能

Windows7までは、Windowsエクスペリエンスインデックスというのを表示することができて、パソコン全体の性能指標をみることができました。 Windows8からは表示されなくなったのですが、計測する機能は持っていて、わたしのパソコンで測ってみたら、4.6でした。 以前のパソコンが3.5だったので、30%アップみたいです。

CPUだけでみれば以前のパソコンより72%アップでしたが、全体でみると30%アップになったようです。

メモリは十分あることはわかったので、もっさりする感じは、一つにはHDDが少し遅いのと、CPUがお値段相当ということのようです。 もしメモりが足りないのであれば追加できるし、HDDが遅ければ交換することもできますが、ノートパソコンではCPUだけは交換できません。 やっぱりよく仕様を確認して、自分にとって十分かどうかを調べた方がよかったみたいです。

そんなこと言っても懐が寂しいので、贅沢は言えません。 まぁネットをする分には快適なので、コスパは最高と納得することにします。(^_^;;

追記

エクスプローラーでコピペとかがすごく遅かったのは解決して、快適になりました。HPは遅いと言ってごめんなさい。

Windows8.1のエクスプローラーがめっちゃ遅い