ぶたのしっぽ

スマホ急速充電

Xperia X Compactに替えてから充電時間が気になりはじめました。 バッテリーは2700mAhあります。 頻繁に使わなければ2~3日持ちます。その分、充電には時間がかかります。

そこで充電にかかる時間と充電率を普通充電と急速充電で測ってみました。

充電時間

30%未満から充電を始めて80%まで充電するのに、普通充電では90分かかりましたが、急速充電では50分ほどでした。 急速充電の方が半分ほどの時間でできるようです。 特に70%までの充電が早く10分当り10%を越えて充電できていました。 その後は徐々に充電率が鈍化していき90%を越えると普通充電とそれほどかわらなくなります。

このことからもわかるように急速充電というのは70~80%までにかかる時間が短くなるもので、100%のフル充電が速くなるものではなさそうです。

ただ急速充電をするとスマホ本体が熱くなります。充電率80%を越えると段々充電にかかる電力が小さくなるので冷めてはきます。

充電器とケーブル

急速充電をするためには急速充電に対応した充電器に加えて、急速充電に対応したUSBケーブルの両方が揃わないといけないようです。

まず充電器は、Quick Charge 2.0や3.0に対応しているものが必要です。 Quick Chargeでは、充電電圧を5~12V、充電電流も1~3Aまで変化させることで短い時間で多くの電力を出力できるものです。 こうした出力電力を正しく調節できるようにするためには、接続するUSBケーブルも急速充電に対応したものを使用する必要があるわけです。 従って、急速充電器を使用してもUSBケーブルがそれに対応していないと普通充電になってしまいます。

充電専用のUSBケーブルでは、データー通信が省略されているものもあります。 こうしたケーブルでは充電電力の調整ができないため急速充電には使えません。

急速充電に使用できるケーブルは、まずUSB 3.1規格で、かつQuick Chargeに対応したものまたは、電流3Aに対応したものがよいと思います。

QC3充電時間

上記のグラフは充電器とケーブルの組み合わせを変えて充電率とそれにかかる時間を計測したものです。充電率30%未満から計測しています。 若干の差はありますが、基本的には充電率70%までに40分で終了しています。 その後は徐々に充電率が低下していき80分ほどで90%でした。

充電器とケーブルの組み合わせを以下に示します。充電器はどちらもQuick Charge 3.0をサポートしており1ポート当たり15W供給可能です。 ケーブルにはSony, Tyken, Kashimuraを使用しました。

Sony UCH12RAVpower RP-PC006
Sony無印
SonyA
TykenB
KashimuraC

ケーブルの詳細は以下の通りです。

USB電流
Sony UC8203.13A
Tyken3.13A
Kashimura AJ-4732.03A