Windows10がやってきた
だんなです。先週の木曜日にマイクロソフトは、Windows Insider ProgramでWindows10 Build 10240を提供しました。 Windows10は、今月29日に出荷予定と発表されているので、パソコンメーカーなどがパソコンに新しいWindowsを入れて出荷に向けて準備をするには残り2週間というのは大変厳しいスケジュールでしょう。 実際、マイクロソフトは、7月29日には、まずWindows Insider Programに参加した人に向けて優先して出荷すると表明しており、その後Windows10へのアップグレードを予約した人向けなど順次提供範囲を広げるようです。
Windows10は先々週にも相次いでBuild 10161, 10164と更新されてきました。 これまでは画面右隅にBuild番号を表示すると共に“Preview”という表示を加え正式版ではなくあくまでプレビュー版だと判別できるようにしていましたが、10240からはこの表記が消えました。 この事からこの10240がWindows10のRTM版だと噂されています。RTMとはパソコンメーカーにWindowsを出荷するバージョンという意味です。
更にこのWindows10が、最後のWindowsバージョンとも言われています。今後Windowsはバージョンアップせずに、Windows Updateなどを通じて機能の更新をしていく計画のようです。 Windows8までは、バージョンアップされる毎にアップグレード費用を支払う必要がありましたが、Windows10からはもうそうした費用は不要になる見込みです。 ただし、Windows10に無償でアップグレードできるのは、Windows7以降のPCに限られています。 すでにサポートの切れたWindowsXPや、間もなくサポートが切れるWindows Vistaでは無償でのアップグレードはできません。
これがWindows10のスタートメニューです。 画面左隅にあるWindowsロゴを従来通り左クリックすると表示されます。 Windows8で無くなったスタートメニューが復活します。 Windows7のスタートメニューに比べると右側に大きなタイル表示が追加されているのが印象的です。
使いにくいと敬遠されてきたWindows8や8.1の利用者には、スタートメニューが復活した使いやすいWindows10にアップグレードできる絶好の機会です。 いまWindows7や8などではタスクバー右側に白いWindowsロゴが表示されていて、Windows10へのアップグレードの予約を受け付けています。 この予約は、あくまで予約で、申し込んだからといって、必ずアップグレードしなければならないわけではありません。 だから予約だけはしておいて、しばらく様子をみてから大丈夫そうだと思った時に実際にアップグレードするとか、やっぱりアップグレードはやめておこうなど自由に判断することができます。 そういう意味では予約だけはしておいて損はないと思います。
長い目で見ると、Windows7やWindows8などにもいずれサポートの終了が訪れます。 その意味でもやはりWindows10にアップグレードするつもりでいた方が安心して使っていけると思います。
日本語フォント
Windows10にはこれまでの日本語フォントに加えて、游ゴシックと游明朝のフォントファミリーが追加されています。 システムが表示するフォントには游ゴシックが使用されています。 游フォントは、Macなどにも採用されていて読みやすいと好評でした。 こんかいWindows10でも游フォントが採用されたことはよかったと思います。
引き続いて、Windows10の簡単な操作についても紹介したいと思います。
つづく